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レーザートーニングとは
日焼けによるシミやそばかすだけでなく、最近注目されているレーザーでの肝斑治療、そして毛穴の引き締めやキメの改善ができる治療法です。
これまで肝斑にレーザー治療を行うことは、患部に過度な刺激を与え、メラニンを生成するメラノサイトが活性化しやすくなるため禁忌とされていました。しかし最新のレーザートーニングでは、メラノサイトを活性化することなく、肝斑を改善することが可能となりました。
当院では、最新の機器によるレーザートーニングを行っています。
肝斑治療には一般的にトップハット型と呼ばれるレーザーが使用されます。これは、従来使用されていたガウシアン型(エネルギーが中央部分に集中して照射されるレーザ)とは違い、レーザーを均一に照射することができるため、患部に過度な刺激を与えることなく肝斑治療を行うことが可能です。しかし、このトップハットレーザーも、メーカーや機種により其の精度が様々です。当院で使用する機器では非常に均一なトップハット型の波形であり、従来のものと比べレーザー出力の強弱にほとんど差がないため、最適な熱量によって、よりマイルドで安全な治療が行えます。
当院の最新のレーザートーニングの特徴
最新の機器には従来のレーザートーニングにはなかった、新しい「PTPモード」があります。
「PTPモード」では、レーザーを2回に分けてほぼ同時に照射します。この2連続照射は、通常モード1回分の照射と同じ効果を得ることができますが、照射を分割しているために肌に与える刺激は通常より少なく、治療時の痛みも軽減されます。また、肌への刺激が少ない分、治療後の炎症も軽度で済みます。
また、従来のレーザートーニングでは治療を継続することによる、ハイポピグメンテーションといわれる、白抜けが起きる可能性があると報告されています。しかし、「PTPモード」では、白抜けの原因となるサイトカインの生成を抑えることができるので、そのリスクが極めて低くなりました。
治療方法
顔全体にレーザーを照射します。基本的に麻酔の必要はありません。多少チクチクした感じがありますが、大きな痛みではありません。治療時間は5~10分程度です。
レーザーの照射を繰り返すことで、徐々にシミ、くすみは薄くなっていきます。
治療の目安は平均5~10回です。その後も定期的に受けていただくことで、きれいなお肌を維持することが可能です。
治療後、テープやガーゼを貼る必要はありません。洗顔やお化粧は治療当日から通常通り行えます。
治療時間 |
約5~10分 |
治療回数、期間 |
個人差がありますが、約5~10回が目安です。はじめの5~10回は1~2週間おきに受けていただくと、より効果を実感していただけます。その後は1カ月に1度の照射をおすすめしています。 |
麻酔 |
必要ありません。 |
痛み |
レーザー治療中は、多少チクチクした感じがありますが、大きな痛みはありません。 |
テープ、ガーゼ |
貼る必要はありません。 |
洗顔、シャワー、メイク |
当日から通常通り行えます。 |
入浴、激しい運動、飲酒 |
翌日から可能です。 |
日焼け |
治療期間中は日焼けを避け、必ず日焼け止めクリームをお使いください。 |
こんな症状の方におススメ
- 顔全体のクスミや色むらが気になる
- 美白したい
- シミを取りたいが、人に知られたくない
- シミを取りたいが、テープを貼るのは避けたい
- キメを整えたい
- 毛穴を引き締めたい
- 肝斑を治したい