ボトックス注射
ボトックスには、神経の末端から分泌される伝達物質「アセチルコリン」の分泌を抑制するという働きがあります。この働きを多汗症治療に応用したのが、ボトックス注入法です。アセチルコリンは交感神経の末端で発汗を促しているため、このアセチルコリンの分泌をボトックス注入法で抑制することにより、過剰な汗の分泌をブロックし、多汗症の症状を改善します。効果は約4～6カ月持続します。
当院では米国アラガン社製の「ボトックスビスタ」を使用しています。
「ボトックスビスタ」は米国で発売以来、20年以上の臨床実績があり、世界中で1100万人以上、80ヵ国以上で承認を受けており、日本で唯一、厚生労働省の承認を受けたA型ボツリヌス毒素製剤です。
治療方法
両わきに細い針でボトックスを注入していきます。
痛みが心配な方には、テープの局所麻酔薬を使用します。（別途料金必要）
このような方におすすめ
- 高い効果を望まれる方
- 一度で長期間の効果を得たい方
- 濃い色の服の汗ジミが気になる方
パースピレックス
パースピレックス（Perspirex）は、特許処方による新しいタイプの医薬品の制汗剤です。
パースピレックスの一番の特徴は、なんといっても長時間持続型ということと、市販の制汗剤では抑制が難しかった手のひらや足の裏の汗にも効果的だということです。
汗を抑制したい部位（ワキ、手、足）に塗布すると、主成分の塩化アルミニウムが汗腺深部に角栓を形成し、汗腺に直接「フタ」をすることで、発汗を物理的に抑制します。今までの市販の制汗剤やデオドラント用品などは、効果の持続時間が短いため、外出中や仕事中、スポーツ活動の最中に制汗効果が薄まってしまい、何度も塗りなおしたりする手間がありました。
パースピレックスは角栓がターンオーバーで排出されるまでの間持続しますので、3～5日間は効果が持続します。
パースピレックスの特徴
長時間持続型
1回の使用で3～5日間、汗のお悩みが解決できます。
使いやすい無香料タイプ
他の香りでにおいを隠したり、殺菌成分で臭いの発生を抑えるのでなく、臭いの元となる汗を抑制するものです。
パースピレックスは衣服への色移りや、白い筋や粉っぽさなどが残ることはありません。
衣服への色移りがありません。
1回の使用で3～5日間、汗のお悩みが解決できます。
※ パースピレックスは医療機関専売品（医薬品）です。処方には医師の診療が必要となります。
このような方におすすめ
- ワキや手足の多汗、軽度のワキガにお悩みの方
- 一度の使用で長時間の効果を得たい方
- スポーツや仕事の外回りなどで汗が気になる方
- 濃い色の服の汗ジミが気になる方
- 今までの制汗剤・デオドラント用品では塗り直しが必要な方
- 妊娠中でボトックス®注射による多汗症治療ができない方
パースピレックス・プラス ワキ用
持続期間3～5日。乳酸カルシウム配合で、より肌に優しくなった新処方。
ワキに塗りやすいロールオンタイプ。
（塩化アルミニウム10.27%配合）
パースピレックス ボディ用
手足にお使いいただけるローションタイプ。
（塩化アルミニウム25%配合）
